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アニメACCA13区監察課 -1から12話をみた感想ー ネタバレあり

ACCA13区監察課は漫画が原作の冬アニメです。実は今年の冬アニメでは一番楽しみにしていました。今回はACCA13区監察課の魅力はなんなのかを紹介していきます。

  1.  海外の昔話の絵柄のようで優しい世界観を出している
  2. 派手なアクションはないが水面下の人間同士の駆け引きが見られる
  3. 食べ物が美味しそう
  4. 登場人物が大変、魅力的

とこんな所です。

1.海外の昔話の絵柄のようで優しい世界観を出している

 これは絵柄を見て頂けると分かるのですが絵柄が独特です。個性的なのですが優しいタッチで人やモノが描かれているので不思議な感覚になります。

2.派手なアクションはないが水面下の人間同士の駆け引きが見られる

 これはACCAという組織から説明します。そもそもACCAというのはドーワ王国の13区の地区を統治をしている組織のことです。イメージ的にはアメリカ合衆国が近いと思います。各州ごとに法律が違ったりして独自の自治権が認められています。なのですがACCAの13区はアメリカの州ごとに法律が違うレベルの違いではなく、そもそも風習や文化や人種や環境がほとんど異なり様々な個性をもっています。それを取りまとめているのがACCAなのです。そして、各区にもACCAの支部が存在するのでこの支部を不正がないかどうかをチェックする仕事を監察課が担当しています。実は主人公の仕事でもあります。物語の中でACCAがACCA廃止を詠う次期国王クーデターを企てるという噂が立ち始めます。この流れに巻き込まれていくのが主人公のジーン・オータスです。実はこのジーンとその妹であるロッタはドーワ王国の第2王女の血を引く子供達だったのです。

 そしてこの事実とクーデターを利用してACCAの5長官の一人であるフラワウ区出身のリーリウムがドーワ王国の乗っ取りを企てることとなります。結果的には失敗して、フラワウ区は独立しフラワウ王国となってしまいます。そしてジーンとロッタは国が変化をするが2人は変わらぬ生活を再開することとなります。こんな感じで人間の駆け引きもなかなか面白いです。

3.食べ物が美味しそう

 この作品は本当にスイーツやパンがとく出てきます。なんといっても登場人物達が頻繁にスイーツ店やパン屋に行って、買っていたり食べていたりするのでとても美味しそう。特に印象的なのは食パンですかね。出てるだけではなく魅力的に描かれていてリアルタイムで見ると思わず食べたくなってしまします。

4.登場人物達が大変、魅力的

これは言うまでもなくキャラクターが魅力的でした。なぜだかこの作品の中には悪者がいないのではないかと思ってしまうくらい、悪役までもが魅力的でした。悪役側にも悪役側なりの信念があってりするのでなにが悪で正義なのかは判断が難しいのですが今作ではACCA5長官の1人のリーリウムでしたね。彼もまた普段は優しそうな口調、態度なのに本性は冷徹で強いところが見え隠れしていました。一筋縄ではいかないキャラクターです。また主人公のジーンもまた、なにを考えているのか分からないキャラクターです。普段はボーッとしているように見えて、実が優しくていろいろ考えていて人間味のあるキャラクターなのが分かります。その妹のロッタもまたスイーツ好きで可愛らしい女の子です。素直で人懐っこい。レイルが恋に落ちるのも理解できます。

女性キャラクターではモーヴも仕事が大変できる女性なのに優しく、かつ凛々しい。女性としてもリーダーとしても頼りになるキャラクターでかっこいいと思います。

グロッシュラーにもすっかり騙されました。初めのうちは怪しさ満点だったのが実は悪者ではなくACCAのことを真剣に考えているやさしいキャラクターでした。

忘れてはならないのがニーノ。ニーノはジーンの高校からの友人であり悪友です。しかしニーノは父の仕事である第2王女の子供達の監視、写真を撮るという役目を担っていました。その為、ジーンが生まれる前からニーノとニーノの父は第2王女とその子供達を監査をしていたのです。でも、2人はそれだけの関係ではなく本当に友人となり深い絆で結ばれているのです。なのでニーノは一連のクーデターがおじゃんとなり役目が終わったにも関わらず、ジーンの所へと戻ってきたのでしょう。

 まだまだたくさんの魅力的なキャラクター達がいるのですが長くなってしまうのでここまで。

 

感想   アニメの1から12話をまとめての感想。穏やかに始まって穏やかに終わった。確かに途中でジーンやロッタが暗殺されそうになったりはするのですが基本的には穏やかな雰囲気です。なぜでしょう、この作品の内容自体は殺伐としているはずなのにこの作品ではそれを感じさせません。個人的にこの作品の雰囲気が好きでした。音楽もレトロちっくだったりJAZZ風味の音楽が良い味を出していたと思います。もちろん作品の雰囲気だけではなく内容も好みです。特に人同士の駆け引きは遠くから見ていて面白いです。あと最後の最後にアーベントの正体に驚きました。クーデターの収め方もどうするんだろうと思っていたので2度、拍子抜けしました。なにがともあれ、フラワウ区が独立してしまったものの平和な生活が維持できてよかったです。3か月間、楽しませていただきました。本当に素敵な作品でした。

 *個人的な見解、感想です