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東のエデン 感想

*ネタバレが嫌な方は読まないでください。

  東のエデンは2009年にノイタミナ枠で放送されたオリジナルアニメです。分類は近未来SFですかね。個人的に歴代好きなアニメの中で1.2位を争うくらい好きです。そんな東のエデンの魅力を書いていきます。

 

 1.先の読めない展開

 2.主人公が魅力的

 3.現代社会の問題の痛い所をついてくる

 

1.先の読めない展開

 東のエデンは原作のない、オリジナルアニメです。その為、誰も続きが分かりません。そうなんです、先の展開は想像するしかないのです。だからなのか見ていると体感時間が本当に短いです。始まったと思ったらもう終わりなの⁈続きはよ、という気持ちにさせてくれます。12人のセレソン、サポーターの正体、マネーゲームを初めた人物、滝沢朗の正体、誰が勝ち残るのか、ミサイル事件の真相。このような謎を続々と出しては消えてを繰り返して物語は進んでいきます。ミステリー要素も含むので推理物が好きな方にもオススメです。

 

2.主人公が魅力的

 東のエデンの主人公は滝沢朗という恐らく22才くらいの青年です。しかし、この名前と年齢は彼の本当の名前と年齢ではないのです。そもそも、滝沢朗はしょっぱなから(初登場時)全裸で拳銃を持って登場します。ここだけを切り取るとかなりぶっ飛んだキャラクターに見えますが滝沢朗がこのような登場の仕方をしたのにはちゃんと理由があるのです。それは物語の最後の方に明かされます。滝沢朗の何が魅力的かというと、彼はとにかく飄々としており前向き思考で行動的なのです。このようなキャラクターを私は初めてみたので見た時はその魅力におもっいきり、ハマりました。ヒロインは森見咲というのですが、咲ちゃんと滝沢朗のやり取りがとにかく良いのです。少女漫画、恋愛漫画のような要素が少しだけあるのですが少女漫画、恋愛漫画よりも遥かにさっぱりしていて見ていて気持ちが良いのです。ロマンチックなのにさっぱりしているんです。物語の中でミステリー要素や恋愛要素が絶妙なバランスで展開しています。なので雰囲気が重くなりすぎず、軽くなりすぎていません。女性が見ても楽しく見れるアニメです。

 

3.現代社会の問題の痛い所をついてくる

 東のエデン現代社会の抱える問題を描いています。アニメの中に私達に実際、起こっている問題を描いて私達に突きつけてきます。例えばリーマンショック後の状況に近い、大学生の就職活動、上がりを決め込んだおっさん達、地域再生、性犯罪、非正規雇用の問題、警察組織、官僚組織の問題点、日本の停滞感、希望の見えなさ等々を描いています。現実とアニメの世界には似ている部分がたくさんあり、このアニメは日本の抱える問題を視聴者に突きつけているのだと考えられます。アニメの中にあるセリフに「会社の大人達は私達若手をいいように扱って自分達だけ上手くやろうとしている」「主人公はあなた達です、ってセリフを聞いて自分の第1志望だった会社を辞退しちゃったの」というセリフがあるのですが就活生の葛藤や社会の理不尽がこれでもかというくらい描かれています。「ミサイルを落とさなくても日本は死に向かっている」私はこのセリフを聞いて考えてしまいました。現代社会の問題点や理不尽さを訴えてます。 

  東のエデンの魅力は主にこの3つだと思います。もちろん、まだまだこの作品にはたくさんの魅力があります。例えば、咲ちゃんの大学のサークル仲間だとか。日常に退屈している方になかなか刺激になると思うのでオススメです。